RD エージェントに関するトラブル


RD エージェントにログインできない/ID・パスワードがわからない

設定インターフェイス (rdsetup) を操作するために RD エージェントに SSH または仮想ホストのコンソールでログインする際の初期 ID とパスワードは、契約者様にメールで通知しています。メールのタイトルは 初期設定情報のお知らせ です。メールに記載された初期IDとパスワードを指定してください。

初期 ID とパスワードを指定してもログインできない場合、お客様の管理者がパスワードを変更している可能性がありますので、お客様の管理者にお問い合わせください。

なお、パスワード変更を実施した環境の VM イメージ(vmdk, vhdファイルなど)をコピーしてインポートすると、変更されたパスワードが引き継がれ、初期パスワードではログインできない場合があります。 この場合、再度 RD ポータルからエージェントイメージをダウンロードして構築してください。

VirtualBoxで RD エージェントを起動しているがステータスが Normal にならない

VirtualBox の「仮想マシンの状態を保存」という機能によりエージェントからネットワーク接続ができなくなる場合があります。 VirtualBox 固有の動作については ISM Service RA のサポート対象外ですが、参考までに回避方法を説明します。
以下いずれかの可能性が考えられます。

  • VirtualBox で「仮想マシンの状態を保存」により VM を停止してから起動させると、VM のネットワークが接続できなくなる場合がある ※エージェント内の各コンポーネントは保存前の状態と同じく running ですが、RD ポータルにアクセスできないためステータスが Disconnected のままになる場合があります
    • この場合、エージェント上で “rdadm network connect-check” を実行し (結果はエラーになりますが問題ありません)、そのあと、エージェント VM を再起動してください
  • 「仮想マシンの状態を保存」を選択して停止した後に VirtualBox のネットワーク設定を変更すると、VM 起動後にネットワーク設定が変わってしまう
    • この場合、ネットワーク設定で「仮想マシンの状態を保存」を選択し、停止する前の状態に戻してください。

エージェントのコンソール画面に警告メッセージが表示される

エージェントのコンソール画面で操作している際に以下の警告メッセージが表示される場合があります (SSH 接続では表示されません)。

Warning: Deprecated Driver is detected: nft_compat will not be maintained in a future major release and may be disabled

このメッセージは、主にエージェントをデプロイした直後など、rdsetup でネットワーク設定をしてない場合に表示されます。このメッセージが表示されても特に利用上の問題はありませんので、操作を続行してください。

バックアップからデプロイしたRDエージェントのサービスが起動しない

稼働中の RD エージェントをバックアップ(スナップショット等)し、バックアップから新規にデプロイした場合、バックアップ側の RD エージェントでのサービス起動に失敗します。
RD エージェントは内部で固有 ID を所有しており、バックアップ取得元の RD エージェントを稼働させたまま、バックアップから新たな RD エージェントをデプロイして稼働させると、サービス起動時の固有 ID の重複チェックにより不当な RD エージェントとみなされるためです。

この場合、バックアップ取得元の RD エージェントを停止し、停止完了を確認した上で、バックアップから新たな RD エージェントをデプロイしてください。

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