サーバー
サーバーリスト
RD ポータル画面の左ペインで [サーバー] を選択すると、サーバーリスト画面が表示されます。
サーバーリスト画面では、以下の情報を参照できます。
項目 | 説明 | デフォルト表示 | ||
---|---|---|---|---|
名前 | 登録されているサーバーの名前です。 | 〇 | ||
ホスト名 | 登録されているサーバーのホスト名です。 | 〇 | ||
メモ | サーバー登録時に管理者が設定した情報です。 | 〇 | ||
エージェント | サーバー登録時に管理者が設定した、そのサーバーへの接続時に中継するエージェントの名前です。 | 〇 | ||
接続方式 | 登録されているサーバーとの接続方式です。 rdp, ssh/video-based, ssh/text-based, vncのどれかが表示されます。 |
〇 | ||
ログイン数 | そのサーバーに RD ポータル経由でログインしているセション数を表示します。 クリックするとダイアログを表示し、どのユーザーがアクセスしているか確認できます。 |
× | ||
ポート番号 | サーバー登録時に指定した、接続時に使用するポート番号を表示します。 | × | ||
認証情報 | サーバー登録時に認証情報を記憶した場合は[登録済み]、していない場合は[-]が表示されます。 | × | ||
MACアドレス | Wake on LAN利用時に使用するサーバーのMACアドレスです。 | × | ||
グループ | サーバーが所属しているサーバーグループの名前を表示します。サーバーグループに所属していない場合は空欄となります。 | 〇 | ||
サーバーの詳細情報を表示します。 | ||||
サーバーの情報を編集します。 |
[ログイン数]の表示にはタイムラグがあり、サーバーへの接続・切断の状況が反映されるまで最大で5分程度かかる場合があります。 ボタンをクリックしてテーブルの情報を最新化してください。
なお、サーバーリストのデータをダウンロードできます。
サーバーリスト画面の[表データダウンロード]をクリックすると、サーバーリストをExcel(.xlsx)形式のファイルでダウンロードできます。
サーバーリストの内容は、サーバーリスト画面のフィルター設定が適用されたものになります。
新規サーバーの登録
接続先となるサーバーを新たに登録します。手順は以下の通りです。
-
RD ポータルのサーバーリスト画面の [新規作成] ボタンをクリックします。
-
新規サーバー登録画面で、登録に必要な情報を入力し、[新規作成]ボタンをクリックします。入力項目の詳細については、以降の注意事項を参照してください。
- サーバー名、メモ、エージェント、ホスト名、接続方式、ポート番号、MACアドレスを入力します。
- サーバーの認証にキーボードインタラクティブ認証を使用する場合、接続方式に
ssh/text-based
を選択してください。
- サーバーの認証にキーボードインタラクティブ認証を使用する場合、接続方式に
- サーバー認証情報を記憶する場合、[認証を記憶]のチェックボックスを有効にしてから、必要な認証情報を入力します。
- LinuxサーバーにAuthenticationMethodsなどを使用して多要素認証を設定する場合、[認証を記憶]は利用しないでください。接続できない、冗長な入力を求められるなどの問題が発生することがあります。
- サーバー名
- Tunaclo RD に登録するサーバーの名前です。
以下の条件で入力します。- 文字数は3文字以上32文字以下で入力してください。
- 使用可能な文字は以下となります。
- 半角英字(小文字):
a
-z
- 半角英字(大文字):
A
-Z
- 半角数字:
0
-9
- 半角記号:
-
- 半角英字(小文字):
- サーバー名はプロジェクト内で一意となるように指定してください。
- メモ
- サーバーを識別するために管理者が設定する情報です。
以下の条件で入力します。入力は省略可能です。- 文字数は120文字以内で入力してください。
- 使用できる文字は以下のとおりです。
- 半角英数字のすべて、半角記号は
.
_
-
~
!
"
#
$
%
&
'
(
)
,
=
^
|
`
@
゙
゚
ー
?
\[
\]
{
}
:
;
+
*
/
\
(スペース)
が使用可能です。- 半角記号の
<
>
は使用できません。
- 半角記号の
- 日本語(Unicode準拠)はひらがな、半角および全角カタカナ、漢字、全角記号は
!
”
#
$
%
&
’
(
)
ー(全角長音)
-(全角英記号ハイフン)
―(全角日本語記号ハイフン)
^
¥
=
~
|
@
「
;
:
」
、
。
・
¥
‘
{
+
*
}
<
>
?
_
/
,
.
(スペース)
です。
- 半角英数字のすべて、半角記号は
- エージェント
- 登録するサーバーへの接続時に中継するエージェントを設定します。
以下の条件で入力します。
- 表示されるエージェントから利用するものの行にある[Select]ボタンをクリックします。
- 設定するエージェントは、登録するサーバーと通信ができるものを選択してください。
RDエージェントに対する同時接続数が多くなりすぎるとレスポンス低下の原因となりますので、エージェントに対するサーバーの割り当てが多くなりすぎないようにご注意ください。 詳細はRDエージェント構成の設計を参照してください。
- ホスト名
- Tunaclo RD がサーバーに接続するための情報を設定します。
以下のどちらかの条件で入力します。- IPv4形式(x.x.x.x)
- FQDN形式
- 接続方式
- Tunaclo RD がサーバーに接続する際の接続方式を設定します。
以下の条件で入力します。 本項目の入力情報によって、ユーザー名以降の入力項目が変化します。- ドロップダウンリストの中から以下のどれかを選択します。
- rdp
- ssh/video-based
- ssh/text-based
- vnc
- ドロップダウンリストの中から以下のどれかを選択します。
注意:
- SSHを利用する場合、以下の2種類の方式がありますので、用途に応じて選択してください。
- ssh/video-based : 画像転送方式で、操作録画は動画ファイルで取得します。
- 認証を記憶する場合、認証方法は、パスワードと秘密鍵から選択できます。
- この方式では、Linuxの接続先サーバーに多要素認証を設定する1ケースをサポートしていません。
- ssh/text-based : テキストベースの軽量な方式で、操作録画はテキストログで取得します。詳細はリモートアクセスのssh/text-basedでの接続を参照してください。
- ssh/text-basedで接続するには、V1.5以降のRDエージェントが必要となります。
- 認証を記憶する場合、認証方法は、パスワード、秘密鍵、キーボードインタラクティブ認証から選択できます。
- Linuxの接続先サーバーに多要素認証を設定する1場合は、Tunaclo RDに認証を記憶せず、サーバー接続時に手動で認証情報を入力してください。
- ssh/video-based : 画像転送方式で、操作録画は動画ファイルで取得します。
- VNCを利用する場合、以下の注意事項があります。
- VNCで接続するには、V1.5以降のRDエージェントが必要となります。
- VNCで接続した場合は、Tunaclo RDのクリップボード同期機能が利用できません。
- VNCは、デフォルトではユーザー名(ID)を使用せずにパスワードだけで認証する設定となっています(ユーザー名を使用するよう設定することも可能です)。VNCの認証でユーザー名を使用しない場合は、Tunaclo RDではユーザー名が必須入力になっていますが、任意のユーザー名を入力してください。パスワードが正しければ認証できます。
-
多要素認証を設定する
場合とは、接続先サーバーのSSHに関する設定(ssh_config)で、AuthenticationMethodsに複数の認証方式を設定する場合のことを指します。 ↩︎
- ポート番号
- Tunaclo RD がサーバーに接続する際に利用するポート番号を設定します。
選択した接続方式に応じてデフォルトのポート番号が以下の通り表示されます。
- 3389 (RDP)
- 22 (SSH)
- 5900 (VNC)
変更する場合は、直接入力してください。1~65535の数値が入力可能です。
- MACアドレス
- Wake on LANを利用する場合に、マジックパケットに指定するMACアドレスを設定します。プロファイル画面でWake on LANを有効にした場合だけ表示されます。
12桁の16進数を、2桁ごとに:
で区切って入力します。入力は省略可能です。- 使用可能文字:
0
-9
,a
-f
,A
-F
,:
※大文字小文字はどちらも入力可能ですが、区別されません - 例:
01:89:ac:ef:AC:EF
- 使用可能文字:
- サーバー認証を記憶
- Tunaclo RD がサーバーに接続する際に使う認証情報を RD ポータルに記憶するかどうか設定します。
- 有効にした場合はサーバーの認証情報を RD ポータルに記憶してログインを自動で行います。
- 無効にした場合はサーバー接続のたびに認証情報を入力します。
「認証を記憶」を有効にした場合は以下が表示されます。
- ユーザー名
- サーバーへのログインに利用するユーザー名を設定します。
以下の条件で入力します。- 文字数は1文字以上256文字以下で入力してください。
- ドメインに参加しているサーバーでは、ユーザー名を以下の形式で入力してください。
- ドメインユーザーの場合
[ユーザー名]@[ドメイン名]
※この指定方法の場合、ドメイン名はDNS名(FQDN)で指定してください。 例:user@yourcompany.com
[ドメイン名]\[ユーザー名]
例:yourcompany\user
- ローカルユーザーの場合
[マシン名]\[ユーザー名]
例:yourmachine\user
.\[ユーザー名]
例:.\user
- ドメインユーザーの場合
- VNCは、デフォルトではユーザー名(ID)を使用せずにパスワードだけで認証する設定となっています(ユーザー名を使用するよう設定することも可能です)。VNCの認証でユーザー名を使用しない場合は、Tunaclo RDではユーザー名が必須入力になっていますが、任意のユーザー名を入力してください。パスワードが正しければ認証できます。
- パスワード
- サーバーへのログインに利用するパスワードを設定します。
以下の条件で入力します。- 文字数は1文字以上127文字以下で入力してください。
- ユーザー名
- サーバーへのログインに利用するユーザー名を設定します。
以下の条件で入力します。- 文字数は1文字以上256文字以下で入力してください。
- 認証
- サーバーへのログインに使用する認証方式を設定します。
本項目の入力情報によって、以降の入力項目が変化します。
以下の条件で入力します。- ドロップダウンリストの中から以下のどれかを選択します。
- パスワード
- 秘密鍵
- キーボードインタラクティブ認証
- ドロップダウンリストの中から以下のどれかを選択します。
- パスワード
- 認証で「パスワード」を設定した場合に表示されます。
サーバーへのログインに利用するパスワードを設定します。
以下の条件で入力します。- 文字数は1文字以上127文字以下で入力してください。
- 秘密鍵
- 認証で「秘密鍵」を設定した場合に表示されます。
サーバーへのログインに利用する秘密鍵を設定します。
以下の条件で入力します。- 文字数は1文字以上4096文字以下で入力してください。
- Tunaclo RD で指定できる秘密鍵の形式は「RSA形式(OpenSSL の PEM 形式)」となります。
- RSA 形式の秘密鍵は、
ssh-keygen
コマンドを実行する際に-m PEM
オプションを付与することで生成できます。 - 生成された秘密鍵を入力する際は、
-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
から-----END RSA PRIVATE KEY-----
まで含めてください。
- RSA 形式の秘密鍵は、
- パスフレーズ
- 認証で「秘密鍵」を設定した場合に表示されます。
指定した秘密鍵の生成時に指定したパスフレーズを入力します。
以下の条件で入力します。- 文字数は127文字以下で入力してください。
サーバーの更新
登録済みの接続先サーバーの内容を更新します。
編集できる項目はサーバー登録時と同じものです。各入力項目の説明と注意については、接続先サーバーの登録 を参照してください。
手順は以下のとおりです。
-
サーバーリスト画面で、更新したいサーバーの アイコンをクリックします。
-
選択されたサーバーの更新画面が開くので、必要な箇所を修正します。
- 認証情報を変更する場合、パスワード、秘密鍵、パスフレーズは表示されないため、再入力してください。
- [サーバーの認証情報を記憶する]を選択し、かつ、キーボードインタラクティブ認証を使用する場合は、認証方法を選択するドロップダウンから、[キーボードインタラクティブ認証]を選択してください。
サーバー情報の変更がユーザー名の入力だけで完了できるようになります。
サーバーの削除
サーバーリストから接続先サーバーを削除します。以下の手順で実行します。
-
RD ポータルのサーバーリスト画面から、削除したいサーバーの行の左端にあるチェックボックスにチェックを入れ、[選択削除]ボタンをクリックします。
-
確認画面が表示されるので、[OK] ボタンをクリックします。
- サーバーグループに所属しているサーバーであっても削除でき、サーバーグループへの登録は自動的に解除されます。使用しないサーバーかどうか確認してから削除してください。
- 複数のサーバーを一括で削除する際、処理の途中でエラーが発生しても、すでに削除したサーバーは復旧されません。残っているサーバーを再度削除してください。