コマンドリファレンス


RD エージェント内で利用可能なコマンドの一覧とその概要を以下に示します。

注意:
以下のコマンドでサービスを停止する場合は、必ず RD ポータルからのリモートデスクトップ・SSH接続をすべて切断してから実施してください。
接続中のセションに関する情報が保存されない可能性があります。

  • rdadm power stop
  • rdadm power restart
  • rdadm service stop

RDエージェントの設定管理

用途 コマンド 補足
リージョンを設定する rdadm region set 西日本環境をご利用の場合、
 rdadm region set west
を実行します。
東日本環境をご利用の場合、初期設定は東日本環境のため、特に当コマンドの実行は不要です。
ただし、過去に西日本環境に設定していたRDエージェントを東日本環境に設定し直す場合は以下を実行します。
 rdadm region set east
実際の使用ケースについて 初期設定 も参照ください。
初期設定をする rdsetup 詳細は 初期設定 を参照してください。
時刻を設定する rdadm time set-time YYYY-MM-DD hh:mm:ss 設定されているものより過去の時刻に変更した場合、ログ等が重複して記録されることがあります。
時刻情報を表示する rdadm time show
設定情報を表示する rdadm httpclient show
プロキシ情報を設定する rdadm httpclient set
-proxy <プロキシサーバーのURL>
-proxy-user <ユーザー名>
-proxy-password <パスワード>
-proxyなどのオプションは前後に半角スペースを指定してください。
管理者アカウントのパスワードを変更する rdadm password administrator パスワードの入力は、コマンド実行後プロンプトで行います。パスワードの条件は 管理者アカウントのパスワード変更 を参照してください。
SFTP専用アカウントのパスワードを変更する rdadm password sftpadmin パスワードの入力は、コマンド実行後プロンプトで行います。パスワードの条件は SFTP専用アカウントのパスワード変更 を参照してください。
設定可能なタイムゾーンの一覧を表示する rdadm time list-timezones
エージェントの設定値をクリアする refreshall

RDエージェントのシステム管理

用途 コマンド 補足
システムを終了する rdadm power stop
システムを再起動する rdadm power restart
システム情報を表示する rdadm system show バージョン情報や、ストレージ情報など
ネットワーク情報を表示する rdadm network ip-show [-l] -l オプションを追加した場合、出力をページャー(less)に渡します。
RDエージェントの通信状況を確認する rdadm network connect-check RDエージェント利用に必要となるURL群に対する通信状況を確認します。
システムボリュームサイズの拡張 rdadm system resize RDエージェントの仮想ディスクサイズを拡張した際に、エージェントに拡張した領域を認識させます。詳細は エージェントの仮想ディスクサイズの拡張について を参照ください。

RDエージェント内のサービス管理

用途 コマンド 補足
機能サービスのステータスを表示する rdadm service show
システムサービスの一覧を表示する rdadm service show systemctl
機能サービスを停止する rdadm service stop
機能サービスを起動する rdadm service run
機能サービスのログを確認する rdadm service logs
機能サービスのコンテナログを確認する rdadm container logs
注意:
操作録画機能を有効にしてサーバーでの操作内容を記録している場合、rdadm service stopコマンドはすべてのサーバー接続を終了してから実施してください。録画データが正しく同期されない場合があります。接続中に実行してしまった場合は、対象のRDエージェントのVMを再起動してください。

ファイル共有機能の管理

用途 コマンド 補足
エージェントVMに接続されたディスクの一覧を表示 rdadm filestore show
エージェントVMに接続されたディスクをフォーマット rdadm filestore format -device <デバイス名> -device にはfilestore showで表示されたデバイスを指定します。例:/dev/sdc
ファイルストアにディスクをマウント rdadm filestore mount -device <デバイス名> -device にはfilestore showで表示されたデバイスを指定します。例:/dev/sdc
フォーマットされていないデバイスは実施してからマウントしてください。
ファイルストアのディスクのマウントを解除 rdadm filestore reset 外部ディスクを使用せず、VM内のディスクを使用する状態にリセットします。
外部ディスクのボリュームサイズの拡張 rdadm filestore resize -device <デバイス名> 外部ディスクのサイズを拡張した際に、ファイル共有機能に拡張した領域を認識させます。詳細は 外部ディスクのサイズ拡張方法 を参照ください。
ファイルストアのSFTPポート番号を変更 rdadm filestore sftpport -port <ポート番号> -portには、接続先サーバーからSFTPアクセスする際のポート番号を指定します。省略時はデフォルトで2022が使用されます。
本コマンドを実行するとサーバー接続が切断されることがあります。
SFTP webクライアントのポート番号を変更する rdadm filestore sftpwebcport -port <ポート番号> -portには、接続先サーバーからブラウザーを使用してSFTP webクライアントにアクセスする際のポート番号を指定します。省略時はデフォルトで20081が使用されます。本コマンドを実行するとサーバー接続が切断されることがあります。

RDエージェントの監視

用途 コマンド 補足
CPUコア毎の使用率を表示 mpstat
メモリーの利用状況を表示 free
ディスクの空き領域を表示 df
I/Oデバイスの使用状況を表示 iostat
システム統計情報を表示 sar
実行中のプロセスを表示 rdadm top Linuxのtopコマンドで利用可能なオプションの一部は使用できません。
出力結果のうち指定した文字列を含む行だけを表示 grep <文字列> 本コマンドは他のコマンドとパイプ(|で連結)してください。
出力結果のうち先頭の数行だけを表示 head -n<行数> 本コマンドは他のコマンドとパイプ(|で連結)してください。
<行数>には、自然数を指定します。
出力結果のうち最後の数行だけを表示 tail -n<行数> 本コマンドは他のコマンドとパイプ(|で連結)してください。
<行数>には、自然数を指定します。

トラブル発生時の調査資料取得

用途 コマンド 補足
トラブル調査用の資料を採取する rdsnap トラブル時の調査に必要な資料を、ファイル「rdsnap.tgz」として出力します。
ファイルの取り出し方法については トラブル時の資料採取 を参照してください。

RDエージェントの設定情報をファイルに出力する

用途 コマンド 補足
RDエージェントの設定情報をファイルに出力する rdadm system export rdsetupで設定した情報を、ファイル「config.yaml」として出力します。
このファイルを開いて、rdsetupコマンド(初期設定コマンド)を使用せずに設定内容を確認できます。(現状、このファイルをインポートする機能は提供しておりません。)
ファイルは rdsnap と同様にディレクトリー「/Administrator/ftp」に出力されます。ファイルの取得方法はrdsnapコマンド(調査資料採取コマンド)と同じです。トラブル時の資料採取 を参考にしてください。
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