FJcloud-O 環境の場合(東日本リージョン2, 1)


Fujitsu Hybrid IT Service FJcloud-O (東日本リージョン2, 1) へのインストール

FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O(以降、FJcloud-O) 東日本リージョン2, 東日本リージョン1 環境に本製品の仮想マシンをインストールする手順は以下のとおりです。
なお、東日本リージョン3 環境とは操作に違いがありますので、ご注意ください。

FJcloud-O IaaSダッシュボードより次の操作を実行します。

  1. 仮想マシンイメージをお客さまのローカル環境にダウンロードし、任意のフォルダーに配置します。
    仮想マシンイメージは、東日本リージョン3向けのものと同一のものを使用してください。

  2. お客さまの FJcloud-O 環境内で、以下を準備します。
    環境に合わせて以下を準備してください。

    • 仮想ルーター
    • 仮想ネットワーク
    • サブネット
    • セキュリティグループ
    • ファイアウォール
  3. 仮想マシンイメージをアップロードします。
    FJcloud-O では、イメージ格納用のオブジェクトストレージコンテナを作成し、その中に仮想マシンイメージをアップロードします。
    以下に手順を示します。

    • オブジェクトストレージコンテナの作成 IaaS ダッシュボード上で、[ストレージ] - [オブジェクトストレージ]と移動し、コンテナ一覧画面に移動します。
      画面右上の [+] ボタンをクリックしてコンテナ作成画面を開き、コンテナを作成します。
      すでに作成済みのコンテナがあるならば、この手順の実施は不要です。

    • 仮想マシンイメージのアップロード
      RD エージェントの 仮想マシンイメージのサイズは1GBを超えているため、IaaSダッシュボードからの操作ではアップロードできません。
      そのため本章では、curlコマンドと REST API を使って仮想マシンイメージをアップロードする操作の例を以下に示します。

      # 環境変数を設定
      export DOMAIN_NAME=<契約番号(お客さまのドメイン名)>
      export PROJECT_ID=<お客さまのプロジェクトID> # [API実行]画面から確認可能
      export USER_NAME=<お客さまのユーザー名>
      export USER_PW=<お客さまのパスワード>
      export CONTAINER_NAME=<お客さまのオブジェクトストレージコンテナの名前>
      export REGION_ID=<jp-east-1 などのお客さまのリージョン>
      export URL=https://identity.${REGION_ID}.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens
            
      # トークンを取得
      FILE_TOKEN=./token.txt
      curl -X POST -si $URL                     \
           -H "Content-Type: application/json"  \
           -H "Accept:application/json"         \
           -d '{"auth":{ "identity":{"methods":["password"],"password": {"user":{"domain":{"name":"'$DOMAIN_NAME'"}, "name": "'$USER_NAME'", "password": "'"$USER_PW"'"}}}, "scope": { "project": {"id": "'$PROJECT_ID'"}}}}' | \
      awk '/X-Subject-Token/ {print $2}' | tr -d '\r\n' | tee ${FILE_TOKEN}
      export OS_AUTH_TOKEN=`cat ${FILE_TOKEN}`
            
      # トークンを用いて、仮想マシンイメージをコンテナにアップロード
      curl -X PUT \
        -si https://objectstorage.${REGION_ID}.cloud.global.fujitsu.com/v1/AUTH_$PROJECT_ID/$CONTAINER_NAME/[仮想マシンイメージのファイル名(VMDKファイル)] \
        -H 'X-Auth-Token: '$OS_AUTH_TOKEN \
        -T ./[仮想マシンイメージのファイル名(VMDKファイル)]
      
注意:
実行例の [仮想マシンイメージのファイル名(VMDKファイル)] の箇所は、お使いのイメージ名に合わせて置き換えてください。
仮想マシンイメージのファイル名を変更せず、ファイル名をそのままオブジェクト名として指定し、アップロードしてください。
  1. 仮想マシンイメージのインポート
    コンテナにアップロードした仮想マシンイメージをインポートします。
    [インポート・エクスポート] - [VMインポート] の画面で [インポート] をクリックします。
    以下に、設定例を示します。

    用途 コマンド
    イメージ名 (任意)
    コンテナ名 手順3で作成したコンテナの名前
    オブジェクト名 手順3でアップロードしたオブジェクトの名前
    OSタイプ rhel8
  2. 仮想サーバーの作成
    作成したストレージから仮想サーバーを作成します。
    [コンピュート] - [仮想サーバ] - [+] - [仮想サーバ作成] の画面に従って仮想マシンを作成します。
    以下に、設定例を示します。

    用途 コマンド
    AZ (任意)
    仮想サーバ名 (任意)
    仮想サーバタイプ 仮想アプライアンスの仮想CPUとメモリーのリソース要件を参照し、必要に応じて変更してください。
    仮想サーバのブートソース イメージ
    イメージ privateを選択し、手順4でインポートしたイメージを指定してください。
    デバイスサイズ(GB) 30
    デバイス名 /dev/vda
    仮想ネットワーク 手順2で準備した仮想ネットワーク
    キーペア (指定なし)
    セキュリティグループ 手順2で準備したセキュリティグループ
    プロビジョニングスクリプト (指定なし)
    メタデータ (指定なし)
  3. 仮想アプライアンスを起動します。

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