AWS 環境の場合


注意:
Amazon Web Services(AWS)ではボタンの名称や操作方法などが随時変更される場合があり、詳細な操作手順についてはAWSのドキュメントを参照してください。

Amazon EC2 へのインストール

Amazon EC2環境に本製品の仮想マシンをインストールする手順を以下に示します。 AWSマネジメントコンソールから次の操作を実行します。

ポイント:
操作を実行するAWSアカウントのユーザーには、以下に示す3つのアクセス権限を付与してください。

  • AmazonEC2FullAccess
  • AmazonS3FullAccess
  • IAMFullAccess

アクセス権限の付与は、AWSマネジメントコンソールのIAMサービスから操作してください。

  1. AWS用の仮想マシンイメージをお客さまのローカル環境にダウンロードし、任意のフォルダーに配置します。

  2. お客さまの AWS 環境内で、以下を準備します。

    • ネットワーク(VPC)
    • サブネット
    • セキュリティグループ
参照:
セキュリティグループの設定は、利用するポート番号 を参照してください。
  1. 仮想マシンイメージを格納するバケットを作成します。
    AWSマネジメントコンソール上で [全てのサービス] - [S3] と移動し、バケット一覧画面に移動します。
    画面上で [バケットを作成] ボタンをクリックし、バケットを作成します。
    すでに作成済みのバケットがあるならば、この手順の実施は不要です。

  2. バケットに仮想マシンイメージをアップロードします。
    AWSマネジメントコンソール上のバケット一覧画面で、手順3で作成したバケットをクリックします。
    [アップロード] ボタンをクリックし、手順1でダウンロードした仮想マシンイメージをアップロードします。

注意:
使用するWebブラウザーによってはアップロードが失敗する場合があります。その場合は、別のWebブラウザーまたはAWSコマンドラインインターフェイス(AWS CLI)を使用してください。AWS CLIの詳細は、Amazon Web Servicesのドキュメントを参照してください。
  1. アップロードした仮想マシンイメージをインポートします。
    インポート処理は、「ローカル環境にインストールしたAWSコマンドラインインターフェイス(AWS CLI)」もしくは「AWSマネジメントコンソール上のCloudShell」を使用します。
    インポート手順は、Amazon Web Servicesの「 VM Import/Export ユーザーガイド 」を参照してください。
ポイント:

  • インポートする仮想マシンイメージのオペレーティングシステムの種別はLinux/Unix(64ビット)です。
  • イメージ形式はvmdkです。
  • インポート操作において、ライセンスオプションを指定する項目があります。ライセンスオプションには「BYOL」を指定してください。
  1. インポートした仮想マシンイメージの「Name」を編集します。
    AWSマネジメントコンソール上で [全てのサービス] - [EC2] - [AMI] と移動し、イメージ一覧画面に移動します。
    今後の操作で簡単に検索できるように、アップロードした仮想マシンイメージのName欄を選択して任意の名前を設定することを推奨します。
    変更不要ならば、この手順の実施は不要です。

  2. 仮想マシンイメージからインスタンスを作成します。
    AWSマネジメントコンソール上で [全てのサービス] - [EC2] - [EC2ダッシュボード] と移動し、EC2ダッシュボード画面に移動します。
    [インスタンスの起動] ボタンをクリックし、インスタンスを作成します。 各項目の入力例を以下に示します。

    ステップ 項目 設定内容
    1. AMI の選択 - マイAMIからインポートした仮想マシンイメージを選択します。
    2. インスタンスタイプの選択 - 仮想アプライアンス」の要件を満たすようにタイプを選択します。
    3. インスタンスの設定 インスタンス数 1
    ネットワーク 手順2で用意したネットワークを選択します。本インスタンスにsshでリモートログインできるネットワーク(VPC)を選択してください。
    サブネット 手順2で用意したサブネットを選択します。本インスタンスにsshでリモートログインできるサブネットを選択してください。
    自動割り当てパブリックIP 「サブネット設定を使用(有効)」
    上記以外 (任意)
    4. ストレージの追加 システム領域 サイズ 30GB
    ボリュームタイプ 「汎用SSD(gp2)」推奨
    上記以外 (任意)
    5. タグの追加 - (任意)
    6. セキュリティグループの設定 セキュリティグループの割り当て 「既存のセキュリティグループを選択する」
    セキュリティグループ 手順2で準備したセキュリティグループを選択します。
    上記以外 (任意)
    7. 確認 キーペアの選択 「キーペアなしで続行」
ポイント:

  • 上の表のステップ「5. タグの追加」で「Name」キーを追加すると、インスタンスとボリュームに名前を設定できます。
  • 上の表のステップ「7. 確認」では、 [作成] をクリックすることでキーペアの選択画面が表示されます。
  • インスタンスを作成したあと、インスタンスやストレージ(ボリューム)、自動的に割り当てられるネットワークインターフェイスについて、 今後の操作で簡単に検索できるように、それぞれの「Name」項目にインスタンス名を含む名前の設定を推奨します。ストレージ(ボリューム)の場合はデバイス名も含めることを推奨します。
  1. インスタンスに Elastic IP アドレスを割り当てます。
    インスタンスに割り当てられるパブリックIPは、停止するたびに異なるものが割り当てられます。
    パブリックIPを固定する場合は、Elastic IP の割り当てが必要です。
    また、複数ネットワークを構成するためにネットワークインターフェイスを追加した場合は、必ず Elastic IP を割り当てる必要があります。
    Elastic IP の作成および割り当て手順を以下に示します。

    1. 新しいアドレスの割り当て
      AWSマネジメントコンソール上で [全てのサービス] - [EC2] - [Elastic IP] と移動し、Elastic IP一覧画面に移動します。
      [Elastic IPアドレスの割り当て] をクリックし、画面の指示に従ってElastic IPアドレスを割り当ててください。
    2. アドレスの関連付け
      作成したElastic IPアドレスを選択し、[Elastic IP アドレスの関連付け] を選択します。
      画面の指示に従ってアドレスの関連付けを行ってください。
      以下に入力例を示します。
      項目 設定内容
      リソースタイプ 「ネットワークインターフェイス」
      ネットワークインターフェイス インスタンス作成時に自動的に割り当てられたネットワークインターフェイスを選択します。
      プライベートIP インスタンス作成時に自動的に割り当てられたIPアドレスを選択します。
  2. 仮想アプライアンスを起動します。

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