Hyper-V 環境の場合
Hyper-V 環境へのデプロイ
Hyper-V 用エージェントインストーラを使って自動的にデプロイする方法
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Hyper-V 用のエージェントインストーラおよび仮想マシンイメージを Hyper-V 環境にダウンロードし、書き込み可能な任意のフォルダーに配置してください。 なお、エージェントインストーラと仮想マシンイメージのダウンロード先は、同一のフォルダーでも、それぞれ別のフォルダーでも問題ありません。
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Hyper-V 用のエージェントインストーラ (SetupHyperVagent.exe) を Administrator 権限を持つユーザーで起動します。
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エージェントインストーラの画面で各項目の情報を入力し、[インストール実行] ボタンをクリックします。 起動時は「高度な設定」が閉じた状態で表示されます。通常はこの状態で表示されている範囲の項目を入力してください。
既存の内部スイッチを利用してエージェントをデプロイしたい場合やプロキシサーバーや DNS サーバーを手動で設定したい場合は、[高度な設定を表示する] をクリックするとそれらの設定が表示されるので、その状態で各項目を入力します。この状態で [高度な設定を表示しない] をクリックすると元の表示に戻ります。
各項目の設定内容を下表に示します。
項目 設定内容 補足説明 エージェントイメージ 1 でダウンロードした仮想マシンイメージ (.vhd) のパスを入力します。 [参照] ボタンをクリックするとファイル選択画面からファイルを選択できます。
直接入力や Copy & Padte、ドラッグ & ドロップもできます。仮想マシン名 仮想マシンの名前を入力します。
デフォルトは "ISMS-RA-Agent" が設定されています。半角15文字までが推奨ですが、最大で半角64文字まで入力可能です。
使用可能な文字は 英数字・スペース・_ + ( ) - .
(先頭に -、末尾に . は使用できません)プロセッサ数 仮想マシンのプロセッサ数を入力します。
デフォルトで 2 が設定されています。2 以上の値が推奨です。1 も設定可能ですが性能上の制約があります。
ホスト側のプロセッサ数を超える数は入力できません。メモリの割り当て 仮想マシンのメモリの割り当てサイズを入力します。
デフォルトで 4096MB が設定されています。4096MB 以上の値が推奨です。
ホスト側のメモリサイズを超える数は入力できません。高度な設定を表示する / 高度な設定を表示しない 既存の内部スイッチを利用したり、ネットワークの設定を変更したい場合に [高度な設定を表示する] を選択します。 クリックするたびに [高度な設定を表示する] と [高度な設定を表示しない] と交互に入れ替わります。 ネットワーク [内部スイッチを新規作成して利用する] か [既存の内部スイッチを利用する] を選択します。
デフォルトは [内部スイッチを新規作成して利用する] です。[既存の内部スイッチを利用する] 場合は、既存の内部スイッチをドロップダウンから選択できます。
Default Switch 以外の内部スイッチが存在しない場合は、[既存の内部スイッチを利用する] は選択できません。プロキシサーバー プロキシサーバーの情報を入力します。
使用しない場合は空欄にします。<IPv4 形式の IP アドレス>:<ポート番号>
<プロトコル>://<ホスト名>:<ポート番号>
<プロトコル>://<ユーザー名>:<パスワード>@<ホスト名>:<ポート番号>
などの形式で指定してください。DNS サーバー DNS サーバーを IPv4 形式で入力します。 リージョン プロジェクトの環境を選択します。
デフォルトは [東日本] です。[東日本] / [西日本] から選択します。 プロジェクト名 リモートアクセスで利用するプロジェクト名を入力します。 エージェント ID 「初期設定情報のお知らせ」に記載された「エージェント ID」を入力します。 エージェントキー 「初期設定情報のお知らせ」に記載された「エージェントキー」を入力します。 ファイルストア ファイルストアを利用するかしないかを選択します。
デフォルトは [使用する] です。[利用する] / [利用しない] から選択します インストール実行 各項目の入力値に従いエージェントのインストールを実行します。 必要な項目が入力されていない場合や範囲外の値が設定されている場合は、インストールを実行できません。 リセット 各項目の入力値をデフォルト値に戻します。 ? マニュアル内の「Hyper-V 用エージェントインストーラを使って自動的にデプロイする方法」を表示します。 × インストーラを終了します。 -
処理中ダイアログが表示され、しばらくすると「インストール完了」が表示されるので、[OK] をクリックします。
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「エージェント起動中」ダイアログが表示され、エージェントが起動完了すると「エージェント起動完了」ダイアログが表示されます。ダイアログ内の指示に従って、ポータルのエージェントリストで当該エージェントのステータスが
normalとなっていることをご確認ください。また、表示されたホスト名とポート番号を使ってエージェントへの SSH 接続ができます。
注意:
- 2 つ以上の NetNat が存在する場合はインストールを実行できません。あらかじめ 1 つ以下にしてから実行してください。
削除する場合は、以下の手順で削除してください。- PowerShell の画面を開きます。
- 以下のコマンドを実行し、NetNat の一覧を表示します。
Get-NetNat - 2 で表示された NetNat の一覧から不要な NetNat の名前を以下のコマンドで指定して削除します。不要な NetNat が複数ある場合は、それぞれの NetNat 名に対してこのコマンドを実行します。
Remove-NetNat -Name '<NetNat 名>'
- 以下の設定を行う場合は、インストール完了後に、SSH 接続または コンソール画面から rdsetup を起動して設定してください。
- エージェント管理用ユーザーのパスワード
- トラブル発生時の調査資料採取などに使用する SFTP ユーザーのパスワード
- キーボード設定
- NTP サーバー設定
なお、複数の NIC を使用する構成の場合は、手動でデプロイしてください。 - インストールに使用した仮想マシンイメージ (.vhd) は、今後のエージェントの実行時も継続して利用されますので、削除しないでください。別のエージェントと共有することはできませんので、別のエージェントをインストールする場合は、新しい仮想マシンイメージをご用意ください。
- インストーラが存在するフォルダ内に生成される “seed.iso” は仮想マシンにドライブとしてマウントされているので削除しないでください。
- 2 台目以降のエージェントをインストールする場合は、別のフォルダを作成し、その中にインストーラを格納してください。
- 複数のエージェントを同時に起動する場合は、仮想マシンの プロセッサ数およびメモリ割り当てサイズの合計が、ホストのプロセッサ数およびメモリサイズを超えないよう注意してください。
- 同時に 2 つ以上のインストーラを起動することはできません。
- インストール中にエラーが表示された場合は、表示されたエラーの内容を添えてサポート窓口までご連絡ください。インストーラを格納したフォルダ内に “ErrLog.txt” が生成されている場合はそのファイルも添付してください。
ポイント:
- 各項目の()内に書かれたアルファベットのキーと Alt キーを同時に押下すると入力欄にフォーカスを遷移できます。ボタンの場合は、その機能が実行されます。
- 「エージェント起動中」ダイアログは途中で閉じることもできます。ダイアログを閉じてもエージェントの起動は続行します。
- インストール完了後にインストーラを格納したフォルダ内に “agentinfo<作成日時>.txt” という名前のファイルが生成されます。このファイル内に、仮想マシン、ネットワーク、エージェントの設定情報が記録されます。
“agentinfo<作成日時>.txt” の内容
# VM <仮想マシンの設定情報> AgentImagePath=<エージェントイメージ (.vhd) パス> VMName=<仮想マシン名> VMPath=<仮想マシンファイルの格納先フォルダパス> VMCPUNum=<プロセッサ数> VMMemeory=<メモリ割り当てサイズ (MB)># Network <ネットワークの設定情報> Proxy=<プロキシサーバー> DNS=<DNS サーバー> VMSwitch=<内部スイッチ名> NetNat=<NetNat 名> PortForwardForAgent=<エージェントのポートフォワード設定情報:StaticMappingID (マッピング ID), ExternalPort (外部ポート番号), InternalIPAddress (内部 IP アドレス)> PortForwardForSFTP=<SFTP のポートフォワード設定情報:StaticMappingID (マッピング ID), ExternalPort (外部ポート番号), InternalIPAddress (内部 IP アドレス)> PortForwardForSFTPWeb=<SFTPWeb のポートフォワード設定情報:StaticMappingID (マッピング ID), ExternalPort (外部ポート番号), InternalIPAddress (内部 IP アドレス)># Agent <エージェントの設定情報> Region=<リージョン> ProjectName=<プロジェクト名> AgentID=<エージェント ID> AgentKey=<エージェントキー> FileShare=<ファイルストアを利用する / しない (true/false)># Date and Time <設定日時情報> SavedAt=<このファイルの生成日時> - エージェントへの SSH 接続、SFTP 接続および SFTPWeb 接続する場合のホストはすべて localhost を指定してください。ポートについては、“agentinfo_<作成日時>.txt” ファイル内の Network にある以下の値をそれぞれ指定してください。
エージェントへの SSH 接続 : PortForwardForAgent の ExternalPort
SFTP 接続 : PortForwardForSFTP の ExternalPort
SFTPWeb 接続 : PortForwardForSFTPWeb の ExternalPort
Hyper-V 用エージェントインストーラを使って自動的にデプロイしたエージェントを削除する方法
仮想マシンの削除
- Hyper-V マネージャーまたは PowerShell 画面で、作成された仮想マシンを停止します。
- 停止後に削除を実行します。
PowerShell での削除コマンド例:Remove-VM -Name '<仮想マシン名>'
ネットワーク情報の削除
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インストーラを置いたフォルダ内に生成されている “SettingsInfo_yyyyMMddHHmmss.txt” を開きます。
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NetWork セクションの以下の項目に書かれた NetNat 名と各 PortForward の StaticMappingID に書かれた値を指定してそれぞれのポートフォワード設定を削除します。
- NetNat
- PortForwardForAgent
- PortForwardForSFTP
- PortForwardForSFTPWeb
PowerShell での削除コマンド例:
Remove-NetNatStaticMapping -NatName '<Netnat名>' -StaticMappingID <StaticMappingID> -
NetWork セクションの NetNat に書かれた名前の NetNat を削除します。ただし、NetNat を他で利用中または利用予定がある場合は削除しないでください。
PowerShell での削除コマンド例:Remove-NetNat -Name '<NetNat 名>' -
NetWork セクションの VMSwitch に書かれた名前の内部スイッチを削除します。ただし、内部スイッチを他の仮想マシンで利用中または利用予定がある場合は削除しないでください。
PowerShell での削除コマンド例:Remove-VMSwitch -Name '<内部スイッチ名>'
手動でのデプロイ方法
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Hyper-V 用の仮想マシンイメージを Hyper-V 環境にダウンロードし、書き込み可能な任意のフォルダーに配置します。
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Hyper-V マネージャーを起動します。
[サーバーマネージャー] - [ツール] - [Hyper-V マネージャー] から起動します。 -
仮想マシンの新規作成ウィザードを起動します。
Hyper-V マネージャーの操作ペイン上で、[新規] - [仮想マシン(M)] から起動します。 -
仮想マシン情報を入力し、仮想マシンを作成します。
仮想マシンの推奨設定については、動作環境の 仮想アプライアンス を参照して設定してください。
以下に設定例を示します。
| 項目 | 設定例 | 補足説明 | |
|---|---|---|---|
| 名前と場所の指定 | 名前 | (任意) |
任意の名前を設定します。 |
| 場所 | チェックなし |
場所には何も設定しません。 | |
| 世代の指定 | 「第1世代」にチェック |
必ず「第1世代」を指定します。 | |
| メモリの割り当て | 4096MB |
起動メモリとして 4.0GB 以上を推奨します。 | |
| ネットワークの構成 | (任意) |
インターネットと通信可能なネットワークを指定しますが、NAT モードでの仮想スイッチの利用を推奨します。 (以下、ポイント参照) | |
| 仮想ハードディスクの接続 | 「既存の仮想ハードディスクを使用する」にチェック |
手順1で配置したイメージを指定します。 | |
- 作成した仮想マシンの仮想 CPU 数を変更します。
作成した仮想マシンを右クリックして表示されるメニューから [設定] をクリックし、設定画面を開きます。
設定画面上で、プロセッサの項目を以下のように修正し、[適用] - [OK] をクリックします。
| 項目 | 設定内容 | 説明 | |
|---|---|---|---|
| プロセッサ | 仮想プロセッサの数 | 2 |
仮想プロセッサの数として 2 個以上を推奨します。 |
- 作成した仮想マシンを起動します。
Hyper-V 環境でのネットワーク構成としては、NAT モードでのネットワーク構成例: Hyper-V の構成 に従って作成した仮想スイッチを指定することを推奨します。
Hyper-V 環境の Default Switch は再起動の度に IP アドレスが変更されるなどの問題があり、ISM Service RA としては利用を推奨しません。