FJcloud-O 環境の場合(東日本リージョン3)
Fujitsu Hybrid IT Service FJcloud-O (東日本リージョン3) へのインストール
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O(以降、FJcloud-O) 東日本リージョン3 環境に本製品の仮想マシンをインストールする手順は以下のとおりです。
なお、東日本リージョン2, 1とは操作に違いがありますので、ご注意ください。
FJcloud-O IaaSダッシュボードより次の操作を実行します。
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FJcloud-O用の仮想マシンイメージをお客さまのローカル環境にダウンロードし、任意のフォルダーに配置します。
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お客さまの FJcloud-O 環境内で、以下を準備します。
環境に合わせて以下を準備してください。- 仮想ルーター
- 仮想ネットワーク
- サブネット
- セキュリティグループ
- ファイアウォール
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仮想マシンイメージをアップロードします。
FJcloud-O では、イメージ格納用のオブジェクトストレージコンテナを作成し、その中に仮想マシンイメージをアップロードします。
以下に手順を示します。-
オブジェクトストレージコンテナの作成 IaaS ダッシュボード上で、[ストレージ] - [オブジェクトストレージ] と移動し、コンテナ一覧画面に移動します。
画面右上の [+] ボタンをクリックしてコンテナ作成画面を開き、コンテナを作成します。
すでに作成済みのコンテナがあるならば、この手順の実施は不要です。 -
仮想マシンイメージのアップロード
RD エージェントの 仮想マシンイメージのサイズは1GBを超えているため、IaaSダッシュボードからの操作ではアップロードできません。
そのため本章では、curl
コマンドと REST API を使って仮想マシンイメージをアップロードする操作の例を以下に示します。# 環境変数を設定 export DOMAIN_NAME=<お客さまのドメイン名(契約番号)> export PROJECT_ID=<お客さまのプロジェクトID> export USER_NAME=<お客さまのユーザー名> export USER_PW=<お客さまのパスワード> export CONTAINER_NAME=<お客さまのオブジェクトストレージコンテナの名前> export REGION_ID=jp-east-3 export URL=https://identity.${REGION_ID}.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens # トークンを取得 FILE_TOKEN=./token.txt curl -X POST -si $URL \ -H "Content-Type: application/json" \ -H "Accept:application/json" \ -d '{"auth":{ "identity":{"methods":["password"],"password": {"user":{"domain":{"name":"'$DOMAIN_NAME'"}, "name": "'$USER_NAME'", "password": "'"$USER_PW"'"}}}, "scope": { "project": {"id": "'$PROJECT_ID'"}}}}' | \ awk '/X-Subject-Token/ {print $2}' | tr -d '\r\n' | tee ${FILE_TOKEN} export OS_AUTH_TOKEN=`cat ${FILE_TOKEN}` # トークンを用いて、仮想マシンイメージをコンテナにアップロード curl -X PUT \ -si https://objectstorage.${REGION_ID}.cloud.global.fujitsu.com/v2/AUTH_$PROJECT_ID/$CONTAINER_NAME/[仮想マシンイメージのファイル名(VMDKファイル)] \ -H 'X-Auth-Token: '$OS_AUTH_TOKEN \ -T ./[仮想マシンイメージのファイル名(VMDKファイル)]
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実行例の [仮想マシンイメージのファイル名(VMDKファイル)] の箇所は、お使いのイメージ名に合わせて置き換えてください。
仮想マシンイメージのファイル名は変更せず、ファイル名をそのままオブジェクト名として指定し、アップロードしてください。
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仮想マシンイメージのインポート
コンテナにアップロードした仮想マシンイメージをインポートします。
[インポート・エクスポート] - [VMインポート] の画面で [インポート] をクリックします。
以下に、設定例を示します。項目 設定内容 イメージ名 (任意)
コンテナ名 手順3で作成したコンテナの名前
オブジェクト名 手順3でアップロードしたオブジェクトの名前
OSタイプ rhel8
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仮想サーバーの作成
作成したストレージから仮想サーバーを作成します。
[コンピュート] - [仮想サーバ] - [+] - [仮想サーバ作成] の画面に従って仮想マシンを作成します。
以下に、設定例を示します。項目 設定内容 サーバグループ (任意)
仮想サーバ名 (任意)
仮想サーバタイプ 「仮想アプライアンス」の仮想CPUとメモリーのリソース要件を参照し、必要に応じて変更してください。 仮想サーバのブートソース イメージ
イメージ private
を選択し、手順4でインポートしたイメージを指定してください。デバイスサイズ(GB) 30
仮想ネットワーク 手順2で準備した仮想ネットワーク
複数ネットワーク構成の場合、複数の仮想ネットワークを選択してください。
仮想サーバー作成後に追加することもできます。キーペア (指定なし)
セキュリティグループ 手順2で準備したセキュリティグループ
プロビジョニングスクリプト (指定なし)
メタデータ (指定なし)
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仮想アプライアンスを起動します。